SIGNATEは、11月5日に東京で、「製薬業界におけるDX人材育成担当者交流会」を開催した。
イベントの概要
同交流会では、参加者が少人数のグループに分かれ、ローテーション形式でディスカッションを行った。「DX人材のスキル・ロール定義」「社員の学習モチベーション維持・向上」「業務接続や成果可視化」など、DX人材育成において重要なテーマを中心に、各社の具体的な施策や課題、成功事例が熱心に共有され、活発な意見交換が行われたという。
SIGNATEのメンバーも各グループに参加し、参加者が直面する共通課題や個別の悩みについて深掘りし、他社の成功事例や実践的な知見を引き出すことで、より高度な議論の場を提供したとのことだ。
また、同交流会は、単なる情報交換の場にとどまらず、DX推進をともに担うネットワークを広げ、業界全体での知見共有を通じてDX人材育成の加速を図る機会として、多くの参加者からその意義が評価されたという。製薬業界のDX推進の道筋が共有されたことで、今後の取り組みへの理解と意欲が深まり、参加者にとっても有意義な一日となったと同社は述べている。
今後の取り組み
今後、SIGNATEは、製薬業界に限らず他業界のDX推進担当者に向けた支援活動も強化していく予定だという。さらに、DX人材育成のための包括的なサポート体制を整え、業界特有の課題に応じた実践的なワークショップや、先行企業の成功事例を紹介するセッションを提供するとしている。
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