Preferred Networks（以下、PFN）、三菱商事、インターネットイニシアティブ（以下、IIJ）の3社は、2025年1月にPreferred Computing Infrastructure（以下、PFCI）を設立すると発表した。

　新会社PFCIでは、PFNが開発する国産の省電力AIプロセッサーMN-Coreシリーズを用いたAI向けクラウドサービスPreferred Computing Platform（以下、PFCP）の提供・運用・サポートを主な事業内容として、2026年初に業務を開始する予定だという。

　PFCIでは、PFNが省電力AIプロセッサーMN-Coreシリーズの開発と技術支援を担い、三菱商事がビジネスネットワークを活かした事業戦略の立案とマーケティングを担当。また、三菱商事グループのMCデジタル・リアリティ株式会社が提供するNRT12データセンターに高効率な計算基盤を構築し、その保守・運用にIIJの高い技術力を導入することで、堅牢で安定したサービス提供を実現するとのことだ。

　今後PFCIは、AI向け計算力の提供にとどまらず、複雑なモデリングやシミュレーション向けHPC（ハイパフォーマンスコンピューティング）への用途拡張、顧客企業独自の大規模言語モデルの構築支援などに事業を拡大していくとしている。

新会社の概要

• 会社名：株式会社Preferred Computing Infrastructure（PFCI）
• 所在地：東京都千代田区大手町1丁目6-1 大手町ビル
• 設立年月：2025年1月
• 代表者：代表取締役社長 土井裕介氏
• 資本金：3億円
• 出資比率：PFN 51％、三菱商事 39％、IIJ 10％
• 事業概要：PFNが設計・開発を行う省電力AI半導体を組み込んだサーバーなどを含む高効率計算基盤の構築およびそれらを活用したAI向けクラウドサービスPreferred Computing Platform（PFCP）の提供・運用・サポート

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