認識すべき企業内新規事業とスタートアップの“違い”
筆者はこれまで、企業内新規事業の責任者や起業家・経営者といった様々な立場から50以上の事業を手掛けてきた中で、多くの失敗や撤退も経験してきました。成功の定義や解釈にもよりますが、その中で黒字化したものが20件程度、自信を持って成功したといえるものは5件程度です。
また、Relicとして4,000社超の企業と2万を超える新規事業開発を支援・共創させていただく中でも同様に、成功の数をはるかに上回る撤退や失敗に立ち会ってきました。この経験から、企業内新規事業とスタートアップでは、目指す成功の定義や多産多死の実現アプローチなどにおいて前提や考え方が大きく異なり、その差異を踏まえて取り組む必要があることを痛感したのです。