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新規事業開発マネジメントの要諦

新規事業がうまくいかない“3つの壁”を乗り越えるには──不確実性をコントロールする戦略・組織・実行

第2回

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不確実性をコントロールする戦略・組織・実行、すべて揃って初めて再現性が高まる

3.自社の性質や事業の不確実性に応じた事業開発プロセスを実行していない

 最後に、実際にプロジェクトチームを立ち上げ、新規事業開発を進めるプロセスにおける実行やマネジメント上の課題について解説します。新規事業開発のメソッドや方法論に万能なものはありません。あくまでもその企業の特性や取り組む目的や事業内容、置かれている環境などにより、ケース・バイ・ケースです。

 しかし、現状の新規事業開発の経験者が少ない企業における企業内新規事業では、特定の方法論を「よりどころ」にしてしまう傾向があります。本来ならば事業を成功させるという目的のための手段にすぎない方法論が目的化した結果、「リーンスタートアップ」や「オープンイノベーション」といった“手段”が先行する事態が頻発しているのです。

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この記事の著者

北嶋 貴朗(キタジマ タカアキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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