長時間の作業は同じ操作をしていることが多い
佐々木 「毎日、どれくらいの時間、Macに触っていますか? 私は、合計すると7時間くらいになるんですが。」
海老名 「私の場合、Macで作業している時間は正味4〜5時間くらいです。電源は、ほぼ一日中入っていますが。iPhoneを触っている時間はもっと長くて、10時間くらい。」
佐々木「長時間Macを触っていると、毎日、何十回も、繰り返し同じ操作をするということがありますよね。テキストを入力するという操作は除いて、どのような操作を一番繰り返しますか?」
海老名 「テキストをドラッグする操作でしょうか。「テキストを選択して、コピー&ペーストする」ことで、テキストを移動したり、文字数をカウントしたりと、やることがたくさんありますよね。」
佐々木 「コピー&ペーストなどは、ショートカットキーを使うと便利ですが、それ以外に操作を楽にする工夫はされていますか?」
海老名 「「PopClip」というアプリを入れています。「テキストを選択する」という操作から、いろんな事ができるようになって、とっても便利なんですよ。」
「マウスから手を離さない」という効率化
(佐々木)
作業をスピーディに進める上で「ショートカットキーを使う」というのは欠かせないスキルですが、それがこんなに有効なのも、無数にと言っていいくらい繰り返し行うことだからです。
ほんの数回であるなら、マウスとキーボードを持ちかえるというのも、一秒程度のことですね。数千回数万回と繰り返すことだから、バカにならない差が出てくるわけです。
もちろん「手間」の差も無視できません。私たちは「キーボードから手を離さないで済む」という表現を好みますが、「マウスから手を離さずにコピーしたり文字をカウントできる」というほうも、とてもストレスフリーです。
そういう意味で、ショートカットキーの入力自体、やらずに済むなら大きな省力になり得ます。アプリケーションの起動だって、1秒かかりませんが、やらずに済むものなら大きな手間です。
今回はショートカットキーからさらに踏み込んで、数多くの作業を少しでも省力できないか、という観点から海老名さんにアプリを紹介してもらいました。