全社ビジョンを明確にし、企業としてどこへ向かうのかを示す
全社的なビジョンは、中長期の時間軸で企業として目指したい姿、ありたい姿を示すものです。この全社ビジョンの策定において大切なのは、従業員が「共感できるかどうか」。つまり合理性や客観的な妥当性よりも、経営トップの強い意志やリーダーシップ、哲学が要となるのです。
不確実性が高く価値観の多様化が進む現代では、自社とそこで働く従業員にとっての幸せとは何か、自社の存在意義は何か、自社の事業を通して実現すべき社会や未来とはどのようなものか、そのために自社はどのような進化を遂げていくべきなのか、といった正解がない問いに自分たちなりの解を決める必要があるのです。