ビジネスアーキテクチャー2:モチベーションモデル
図6.ビジネス計画に関する4つの問いビジネスアーキテクチャーを構成する2つ目の層は、ビジネス計画の論理的な構造を表現する「モチベーションモデル」です。
モチベーションモデルは、ビジネス計画に関する4つの基本的な問いに対する回答を提供します(図6)。
図7.モチベーションモデルの4つの柱 モチベーションモデルもまた4つの柱から構成されています。1つ目の柱は「自社のビジネスに影響を与えるものは何か?」に対する「影響要因」、2つ目の柱は「その影響要因をどう評価するか?」に対する「アセスメント」、3つ目の柱は「自社が達成したいものは何か?」に対する「目的」、最後の4つ目は「目的を達成するために採用するものは何か?」に対する「手段」です(図7)。これら4つの柱もまた、さらにいくつかのビジネス要素に分解されます。
モチベーションモデルは、オブジェクト指向の標準化推進のための業界団体である米国Object Management Group(通称OMG)による「Business Motivation Model」をベースとしています。