挑戦を通して成長しつづける組織へ
変化の激しい現代において、組織が持続的に成長するためには、常に新しいことに挑戦し、変化に対応していくことが不可欠です。新規事業開発への挑戦は、組織にとって新たな成長の機会であると同時に、そこで得られる経験は、個人の成長を大きく加速させます。
最初は周囲の協力を得ることが難しかった新井さんも、プロジェクトを前進させることができ、最終的には周囲を巻き込み、ともに新しい事業に取り組む組織へと変化することができました。これを私は、組織に新しい芽が芽吹いた瞬間だった、と思っています。
本稿では、新規事業開発を成功させるために不可欠な個人の熱意と経験から学ぶことの重要性について解説しました。
本稿のポイントは2つです。
- 熱意を持つこと、熱意の炎を燃やし続ける環境づくりが挑戦する個人を育てるうえで重要
- 経験を確実に内省し学びにすること、教訓化を素早くし実践までのサイクルを高速で回すことが個人の成長速度を上げる

挑戦にはリスクがともないます。しかし恐れずに挑戦し続けることこそが、個人と組織が成長し続けるための唯一の道ではないでしょうか。
次回は、JTBさんとSTUDIO ZEROの事例紹介記事に登場した、STUDIO ZERO Business Architectの和佐田が執筆します。大企業とスタートアップ双方で新規事業を経験してきた彼の視点で、新規事業の分類や、陥りやすい落とし穴と視点の切り替え方などを解説する予定です。こちらもお楽しみに。