高見沢サイバネティックスとパナソニック コネクトは、大阪市高速電気軌道（以下、Osaka Metro）に納入したウォークスルー型の顔認証改札機を、3月25日から本格運用を開始すると発表した。

　同改札機は、パナソニック コネクトの顔認証技術と、高見沢サイバネティックスが開発した近未来を意識した機能とデザインの改札機を組み合わせて開発され、立ち止まることなく通過しながらICカードと同等程度のスピードで認証可能な、ストレスフリーで使いやすい改札になっているという。

　同改札機の利用は、事前にOsaka Metroが提供する「e METROアプリ」で購入できるデジタル乗車券と、e METROアプリに登録した顔情報を紐づけることで、乗車券などを改札機にタッチすることなくウォークスルーで利用が可能。同改札機は、Osaka Metro全134駅中130駅に設置されている。

同改札機の特徴

1. デザイン
   • 自動改札機のイメージを刷新した未来感を持たせたデザインを採用
   • 入場側・出場側で異なるデザインを採用し、利用者を「迎え入れる」「送り出す」というおもてなしをイメージした演出
   • 顔認証の精度を上げるため照明の付いたアーチを設けるとともに、扉部分には透明なクリスタル調の素材を用い、通路案内を行うイルミネーションを採用
2. 通過速度
   • ウォークスルーを実現するため、顔認証技術によって、さまざまな方向より歩いてくる被写体から、顔認証に適した画像をぶれることなく即座に切り出し、従来のIC改札機と同等程度のスピードを再現
   • 照明設備は、どのような設置環境でも確実に顔認証が行われることを目指すとともに、利用者がまぶしく感じないように配慮

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