この発想をデータ分析に適用すると
この発想は、広く課題解決や提案に効果を発揮するものだ。さらに、私が得意とするデータ(分析)を使ったアプローチの場合は、特に重要になってくる。
つまり、最初の論点が曖昧だと、まず集めるデータが変わってくる。データ集めそのものや分析にはそれなりに時間と労力というリソースが必要だ。それらがまったく筋違いな行為と知らずに進めるのは、やるほうにとっても気の毒な行為だ。
言うまでもないが、これは分析スキルや手法、データそのものの問題ではない。課題に取り組む人間の考え方の問題である。どんなに高度な分析ツールで精緻可憐な分析をしても、これらの間違いを最初に犯していると、膨大な作業時間の後に、次のようなフィードバックをもらうことになるだろう。