TOPPANは、現存する人物の姿かたち・声をリアルに再現し、本人さながらの対話を可能にした分身をデジタル空間上に作成する「デジタル分身サービス」の提供を開始した。
このサービスは、TOPPANが保有する見た目の再現技術や独自の音声再現AIモデルなどを用いて、人物の姿かたち・声をリアルに再現し、本人に関する膨大なデータをAIに学習させることで、本人さながらの対話が可能な分身アバターを作成できるもの。
TOPPANグループが5月に提供開始した、社内外のAI活用をグループ横断で推進し、企業におけるマーケティング業務のAI Powered化を実現するサービスの一環として提供する。

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「デジタル分身サービス」の特長
高度な表情制御技術を活用し、姿かたちをリアルに再現
TOPPANがノウハウとして蓄積してきた様々な表現技術を活用し、対象者の顔をリアルに再現。姿かたちだけでなく人間らしい動きや表情も再現した、表現豊かなコミュニケーションを支援する。
音声再現AIモデルを生成し、本人の声色や声質を多言語で再現
収録した音声サンプルを元に音声再現AIモデルを生成し、声色や声質をリアルに再現する。音声サンプルの収録はスタジオでの本格的な収録と併せて、スマホアプリによる簡易的な収録も可能となる。
多言語対応エンジンの活用により、その人の声色や声質による多言語の発話も可能にし、世界中のユーザーとコミュニケーションを行うことができる。
生成AIの活用により、本人さながらの会話と疑似的な相互コミュニケーションを実現
本人に関するテキストや動画、画像など多様なデータをTOPPANのデータ管理に関するノウハウを活用して構造化しAIに参照させることで、本人の知識・ノウハウに基づく対話を実現。さらに、本人の話し方や口癖など細部まで再現することで、親近感を持って対話を行うことが可能となる。
デジタル分身の想定される活用シーン例
- AIを活用した分身による同時コミュニケーション
- 会社理念の継承の他、トップセールスのノウハウを活用した営業商談・顧客コンタクト
- 多言語対応によるグローバルな情報発信