Oneboxは、国内外の主なAIエージェントサービスを職種別に整理した「【職種別】AIエージェント カオスマップ」を公開した。

同カオスマップでは、AIエージェントを「人間が具体的な指示をしなくても、AIが必要な作業を自ら考えて実行するサービス」と定義。サービスの選定にあたっては、日本企業での導入実績が確認できることや、国内の主要ビジネスメディアなどで取り上げられ市場で一定の注目を集めていることを基準としたという。
また、カオスマップに掲載している各サービスの名称・URL・概要を一覧にまとめた資料も作成した。
2025年時点のAIエージェントの傾向(カオスマップ分析より)
AIエージェントを「企業向けかつ職種別」という切り口で整理すると、次の2つが主流として見られるという。
- 既存のSaaSにAIエージェント機能を追加するパターン
- AIエージェントを軸に新たにプロダクトを提供するパターン
特に1つ目のパターンの場合、AIエージェントの機能そのものに加え、既存の利用者基盤や関連サービスの広がりといった市場での強みも競争力を左右する要素となる。
一方で「営業・カスタマーサポート」領域では、国内で広く利用されているSaaSにAIエージェント機能が追加されるケースが多く見られる。これらの分野では、既存の業務プロセスにどれだけ自然に組み込めるかが普及の鍵になると考えられるという。
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