デロイト トーマツ コンサルティングは、生成AIを活用した従業員エンゲージメント向上支援ツール「Engagement Agent」の提供を開始した。
Engagement Agentは、従業員エンゲージメント向上に関するデロイト トーマツの知見やコンサルティング手法を組み込んだ生成AIが、企業・団体などの組織が実施する従業員エンゲージメント調査の結果を分析して課題とアクションを明確化し、施策提案まで行う課題抽出・施策提案ツール。
Engagement Agentのポイント
1.従業員エンゲージメント向上に対する質の維持
「エンゲージメントサーベイを実施したが、何にどう手を打てばよいかわからない」という難しい課題に対して、生成AIが各種分析を基に施策を講じるべき課題を明確化。施策を提案することによって解決を図る。これにより、分析や施策案の検討は、担当者が代わっても一定の質を担保できる。
2.施策検討・実行までの工数・リードタイムの圧縮
集計・分析工数はほぼ不要。集計・分析結果の読み取りもゼロベースでスコアを確認する必要はなく、生成AIによるアシストがついている。より重要な、施策の検討および実行に時間や工数を割り当てることも可能。
3.全社一貫の結果分析・施策案検討を実現
同ツールによって部門単位で分析結果や施策案を共有でき、部門間での分析の重複や差異がなくなる。これにより、全社一貫でばらつきなく、エンゲージメント向上に資する施策を遂行可能。
利用方法
- Engagement Agentは100名~50,000名の組織で活用することを想定している。調査を実施しているアンケートツールの変更は不要。従来実施しているツールを用いて収集した調査結果のローデータをそのまま活用できる。
- 利用料金は、サーベイの対象者数や利用期間などに応じて設定。

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