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ログラス、OBCの「勘定奉行クラウド」とAPI連携開始 経営管理を効率化

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 2025年10月24日、ログラスはオービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供するクラウド財務会計システム「勘定奉行クラウド」と、同社が開発するクラウド経営管理システム「Loglass」とのAPI連携を開始したと発表した。本連携は、2024年7月に両社で締結したパートナー契約を受けた取り組みの一環である。

Loglass

 従来、企業の経理部門が管理する財務会計実績データを経営企画部門などが利用する経営管理システムへ連携する際には、CSVファイルでのエクスポート・インポートや手作業によるデータ加工が必要だった。そのため、データの正確性を維持しつつ、迅速な経営判断に活用することが課題となっていた。

 今回のAPI連携により、「勘定奉行クラウド」で管理されている会計データが、Loglass上に自動で正確に取り込まれる。これにより、経営企画部門は手作業を介さずに最新の会計実績をタイムリーに把握し、予実分析やプロジェクト単位の損益分析、将来予測などの高度な経営判断を効率的かつ迅速に行えるようになる。特に週次での予実分析が求められる企業にとって、業務効率化の効果が期待できる。

 また、勘定奉行クラウドで複数事業や子会社のデータを管理している場合も、APIを通じて自動的にデータを収集できる。そのため、グループ会社を多数抱える大企業や事業多角化を進める企業でも、柔軟かつ効率的な経営管理体制の構築に活用可能である。アドオン開発も不要で、自社の業務フローに合わせたシステム環境を柔軟に設定できる点も特長となる。

 ログラスは今後もAPI連携を拡充し、財務会計システムとの連携機能を強化する方針を示している。これにより、利用企業の経営管理における業務効率化やデータ活用のスピード向上を支援していく考えだ。

 「勘定奉行クラウド」は中堅・中小企業に広く導入されているクラウド型財務会計システムであり、伝票入力や仕訳、決算業務などをクラウド上で完結できる。API連携を含む外部システムとのデータ一元管理でバックオフィスDXを推進している。

 一方、「Loglass 経営管理」は、財務数値やKPIなど企業内の多様な経営データを管理・統合し、可視化・分析を支援するクラウド経営管理システム。各種フォーマットのデータもローデータのまま集約できる点が特徴だ。

 本連携を通じて、経理部門と経営企画部門の垣根を越えたデータの一元活用が可能となり、企業の経営判断に必要な情報基盤の強化が進むと期待される。

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