アビームコンサルティングは、人的資本経営領域における支援体制を強化する。これに伴い、ソニーグループで長年グローバル人事を牽引した安部和志氏を顧問に迎えた。
アビームコンサルティングはこれまで、人材マテリアリティの特定やKPI設計、人材投資の可視化といった支援を通じて経営と人材戦略の連動を数多くの企業と共に実現してきた。CHROだけでなく、CFO・CSOと連携。事業課題や産業特性に合わせた“最適解”を共同設計することで、企業価値に直結する人的資本経営を現場で定着させてきた。
今後は、生成AI時代における人材そして組織のケイパビリティ最大化や、グローバルタレントの活用、社内外をつなぐタレントマーケットの形成など、新たな人的資本経営のあり方を提言・実装。特に、経営(成長・収益・資本効率)と人材(獲得・育成・配置・エンゲージメント)の両アジェンダを統合する設計思想のもと、企業ごとの課題に即した、実効性の高いソリューションを提供する。
その推進にあたり、今回顧問に迎える安部氏の知見と同社のコンサルティング力を融合し、事業戦略と人事戦略を制度・プロセス・データ基盤まで一貫して設計。これにより、企業の人材活用力と意思決定の質を高め、人的資本を起点とした企業価値向上を支援していくという。
安部和志氏 プロフィール

ソニー株式会社(現ソニーグループ株式会社)入社以来、人事でキャリアを積む。厚木テクノロジーセンター、ソニーマニュファクチュアリングカンパニーUK、本社人事、国際人事、テレビ事業部人事部を経て、エリクソン社との合弁会社設立及びモバイル・コミュニケーション事業に関与(ロンドン、スウェーデン勤務)。アメリカでエンタテインメント事業の人事を担当後、現ソニーグループ株式会社 執行役員、執行役専務を経て2025年3月末退任。4月よりアドバイザーとしてソニーユニバーシティ学長を務め、複数の企業・団体のアドバイザーとして人的資本経営や人材開発に関する助言や支援を中心に活動。
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