Quantinuumは、企業での量子コンピューティング利用を加速する、高精度の汎用商用量子コンピュータ「Helios(ヘリオス)」の発売を発表。Quantinuumのクラウドサービス上で利用可能な他、オンプレミス環境の提供も開始した。
Heliosでは、従来の古典コンピュータとほぼ同様の方法での、量子コンピュータのプログラミングが可能。新たに開発されたPythonベースのプログラミング言語「Guppy(ガッピー)」を使うことで、開発者は量子と古典のハイブリッド計算機能を単一プログラム内でシームレスに統合する。
量子生成データでGenAI(生成型AI)モデルを強化する能力を有し、データ分析、材料設計、量子化学などの分野でAIの潜在能力を最大限に引き出す。
QuantinuumはGenQAI(生成型量子AI)を加速するため、NVIDIAとのパートナーシップを拡大。「NVIDIA NVQLink」を介して「NVIDIA GB200」をHeliosに統合し、ターゲットとするエンドユーザー市場向けのアプリケーションを創出する。さらに、Heliosおよび将来システム向けにNVIDIAのアクセラレーテッド・コンピューティング(高速計算技術)を取り入れ、「NVIDIA CUDA-Q」プラットフォームと「Quantinuum Guppy」を併用した上で、ロードマップ上重要なリアルタイムの誤りを訂正。
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