グローバルCVCの観点3:スタートアップのEXIT支援の考え方
3つ目の観点は「EXIT(出口戦略)支援」だ。IPOの基準が比較的緩く、EXITが多い日本と異なり、欧米ではM&AによるEXITが圧倒的に多いため、CVCも他社売却を含めた支援に積極的だ。親会社による買収を前提とせず、最も財務リターンが大きい売却先を優先する。親会社が買い手となる場合でも「情報隔壁」を設けて公平な入札を行い、最高値を提示した相手に売却してスタートアップの利益を最大化する姿勢を徹底する。
また、契約・交渉のプロとして起業家の経験不足を補い、複雑な契約条項への助言やデューデリジェンス資料の作成支援を行う。さらに数年前からコンプライアンスや管理体制を「大企業が買収・統合しやすい形」に整備するサポートも実施し、ビジネス成長支援と合わせて高い金額でのM&A成立を目指している。
