イノベーションのためのデータ活用に向かって
ビッグデータ分析に関わらず、「データ分析はしているが、本当にイノベーションにつながっているのか?」、「革新的なアイデアや企画が出てきていないが、本当にこれでいいのだろうか?」と進め方に懸念を抱いている方や、あるいは、既に行き詰まりを感じている方も少なくないだろう。
イノベーションのためのデータ活用とは、データを使って新しい発見を次々に生み出すことになる(注5)が、つまりは、1つ1つの活動から大きなイノベーティブな構想が生まれていなくても、発見の連鎖が(上述のA社事例のように)生じているのであれば、イノベーションに向かって進んでいるということである。