LayerXは、このほど同社のAIプラットフォーム「Ai Workforce」が大和証券に本格採用されたと発表した。相続業務を行う全国の拠点で、戸籍の読み取りをもとにした相続人の判定や、相続関係図(家系図)のAIによるドラフト生成を支援する。

大和証券では毎月数千件規模の相続人判定業務を抱えており、高齢化に伴って今後も増加が予想される。手書き・縦書きや汚損のある戸籍の読み取りには高度な専門知識を要し、業務が属人化しやすいことも課題だった。
Ai Workforce上に構築したワークフローは、AI-OCRとマルチモーダルLLMで戸籍を読み取る。相続人判定は、民法や判例、実務ルールに基づくルールベースのロジックで行う。離婚・再婚、認知、離縁・復縁、代襲相続といった複雑なケースにも対応し、続柄や期間を考慮した相続関係図をExcel形式で自動生成する。AIが根拠とした戸籍の該当箇所を参照できる機能も備える。判定結果は担当者が確認する運用を想定している。
トライアルで機能性と実用性が評価されたことが、本格導入の決め手となった。大和証券は今後、相続関連業務以外の事務領域への活用も進める方針だ。

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