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事業企画の現場で使う、ツールTips

“顧客のジョブ”視点で市場規模を見積る、新規事業の利益計画「リバース財務ツリー」

第9回:ビジネスモデルの収支を検証/シミュレーションする

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顧客のジョブという視点から市場サイズを見積もる

 リバース財務ツリーのうち、収入(売上)に最も影響をあたえる要素は、顧客数、購入頻度、価格の3つでしょう。これらの要素のうち、顧客数と購入頻度は外部仮説に相当します。第2回目の記事において、顧客のジョブに焦点を当てた市場定義のアプローチをご紹介しましたが、以下の質問をベースとした市場調査を通じて潜在的な市場規模を推定することができます。注3)

  • どれくらいの人々が対象とするジョブを履行するのか?
  • どれくらいの頻度でそのジョブを履行するのか?
  • そのジョブの履行に関する成果に関して、現在どれくらい満足しているのか?
  • そのジョブを履行するために、現在どれくらいの時間を費やしているのか?
  • そのジョブを履行するために、現在どれくらいのお金を費やしているのか?
  • そのジョブを完璧に履行するために、どれくらいのお金を費やす意思があるのか?
  • どれくらい長い期間にわたってそのジョブを履行するのか?

 一般的に、ジョブの履行コストとジョブの履行頻度は反比例します(図2)。毎日のように音楽を聴く人は多く存在しますが、毎年のように結婚式を挙げる(結婚する)人はいません。一方で、後者のジョブには多くのコスト(時間や労力含めて)を費やすことでしょう。

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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