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事業企画の現場で使う、ツールTips

ビジネスモデルに影響を与える「外部・内部要因」を評価・点検するシミュレータ

第11回:事業環境マップ編

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動的な事業環境では戦略オプションの“定期点検”が必要

 SWOTアセスメントは、外部要因から「機会と脅威」、内部要因から「強みと弱み」を特定することを意味します。これは誰でも分かりやすい側面をもつ一方で、実践的に使いこなすのが難しい側面をもっています。なぜならば、機会と脅威は主観的であり、強みと弱みは相対的なものだからです。同じ外部要因であっても、ポジティブ思考の人には機会のように見えるし、ネガティブ思考の人には脅威に写るかもしれません。また、強みと弱みは誰と比較したものなのかを明確にしなければなりません。

 機会と脅威を特定する際、その兆候を示す具体的なファクト(事実)やデータ(数値)を用意するとともに、強みと弱みを特定する際には、さらに比較とする対象(競合他社や模範企業)を示すことが必要でしょう。

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白井 和康(シライ カズヤス)

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