BIもデータビジュアライゼーションも現場チームで
BIは、それまでITに対する専門知識を持つ技術者のサポートが必要だったビジネスデータの高度な分析を、経営層や一般社員でも可能にしようという手法だ。この概念がガートナーのドレスナー氏によって提唱されたのは1989年だが、広く知られるようになったのは2000年代に入ってからとされており、現在ではBIを実現するための様々なツール、サービス、アプライアンスなどが出ている。ただ、その導入や構築にはシステム部門の主導が必要というものが多い。
「Oracle BI Cloud Service」は、業務部門のユーザーが、プログラミングや解析の特別な知識がなくても導入し、様々な分析を行うことを可能にしている。直感的な操作性とガイダンス機能により、ユーザー自らリレーショナルデータベース内のデータとローカルデータとの結合や、データの種類に応じた最適なグラフの表示、視覚的なデータ探査やタブレット端末でのドリルダウンなどができる。 習得スキルが低いセルフサービスによるBIを活用することで、ビジネス部門主導による意志決定の迅速化が期待される。クラウドで提供され、月額利用料のみで利用できるので、業務部門での早期利用など、様々な導入スタイルに対応している。