「数字を使って考える」際の“数字に触れない時”の重要性
この一連の流れが「数字を使って、考える」ということです。ただ、お気づきの通り、サイクルの中で、数字を直接的に用いるのは“気づく”ときと、“仮説検証する”ときだけです。それ以外では、数字に接することはありません。
では、それ以外のタイミングでは、果たして何をしているのでしょう。答えは“考えて”いるのです。最も分かりやすいのは、“仮説構築”でしょう。様々な数字を見て気づきを得たら、その気づきの理由を、自分の経験や知識に照らし合わせながら見極めていくわけです。これは、自分自身との対話と言って良いでしょう。