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ビジネスモデルデザイナーに必要な「鳥の目、虫の目、魚の目」という3つの視点

番外編:ビジネスモデルデザイン講座とは(前編)

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もしプロ野球球団の運営を任されたら・・・

 少し前書きが多くなりましたが、ビジネスモデルデザイン講座のワークショップの前半では、「もしプロ野球球団の運営を任されたら…」というテーマで、昨年の簡単な収支報告だけを頼りに、プロ野球球団の現状のビジネスモデルをグループで協議していただくことからスタートします(図5)。次に、現状のビジネスモデルを手掛かりに、新しい事業企画に対するアイディアを議論していきます。プロ野球球団であれば、どのようにビジネスを行っているかは直感的に分かりますし、実際にプロ野球球団のビジネスモデルは多くの示唆に富むものです。

 Amazonは、書籍のオンライン販売から始まり、その他のグッズ販売、マーケットプレイスの構築、クラウドサービスの展開、電子書籍リーダーの市場投入、近年ではオンライン教育事業へと次々に事業領域を拡大しています。Amazonは一体、何屋さんなんだろうかと思う方もいるかもしれません。しかしながら、Amazonは自社の強みを最大限生かし、弱みを徹底的に克服しながら事業を拡大しています。これは、数十年前に流行した多角化とは少し異なり、ビジネスモデル思考による段階的な成長と言えるでしょう。午前中のワークショップでは、ビジネスモデルの基本を学んでいただくとともに、Amazonのような発想を生むための頭の体操をすることを目的としています。

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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