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ビジネスの「全体像・部分と関係性」を可視化する

最終回

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ビジネスモデルは「どのようにしてお金を稼ぐか」

ビジネスモデルの4つの柱図1:ビジネスモデルの4つの柱

 ビジネスモデルとは、「我々はどのようにしてお金を稼いでいるのか?」という質問に対しての回答を提供するものです。ビジネスモデルは、プロダクト革新、顧客インターフェース、オペレーション基盤、財務構造という4つの柱から構成されます(図1)。

 ビジネスモデルの全体像を俯瞰するために、その鳥瞰図を用意しました(図2)。

ビジネスモデルの鳥瞰図図2:ビジネスモデルの鳥瞰図

 中央に位置する「プロダクト革新」は、プロダクトやサービスそのものというよりは顧客に提供される価値に焦点を置きます。また、右側に位置する「顧客インターフェース」は、顧客にその価値を提供する方法を説明するものです。アマゾンやザッポス、セブンイレブンに代表されるように、チャネルとチャネルの上に構築される顧客リレーションシップの重要性は、ビジネスモデルにとっての重要なキーになっていくことでしょう。

 左側に位置する「オペレーション基盤」は、いわばビジネスモデルのバックストーリーです。特に、協働ネットワークを含むエコシステム(生態系)のハブ事業体となることが、持続可能なビジネスモデル構築の必須要件となります。前述のアマゾンやアップル、カルチャーコンピニエンスクラブが優れたお手本を提供してくれます。

 ビジネスモデルキャンバスをビジネスの概要設計とすれば、ここで示しているビジネスモデルはビジネスの基本設計もしくは詳細設計に相当します。ビジネスモデルキャンバスのルーツであるビジネスモデルオントロジー(概念体系)をベースとしていますので、互換性をもっています。

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モチベーションモデル「何を実現したいのか」

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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