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ビジネスの「全体像・部分と関係性」を可視化する

最終回

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モチベーションモデル「何を実現したいのか」

 モチベーションモデルとは、「我々は何を実現したいのか?」という質問に対しての回答を提供するものです。モチベーションモデルは、影響要因、アセスメント、目的、手段という4つの柱から構成されます(図3)。

モチベーションモデルの4つの柱図3:モチベーションモデルの4つの柱

 モチベーションモデルの全体像を俯瞰するために、その鳥瞰図を用意しました(図4)。

モチベーションモデルの鳥瞰図図4:モチベーションモデルの鳥瞰図

 ビジネス計画を策定する場合は、自社のビジネスに影響を与えそうな要因を洗い出し、それらを評価し、達成すべき目的とそれを実現するための手段を決定していきます。モチベーションモデルは、ビジネス計画に必要なエッセンスとその関係性を非常に分かりやすく可視化することができます。

 現代において、ビジネス計画が最初から上手くいくことなど滅多にありません。モチベーションモデルを活用することにより、上手くいかない原因がどこにあり、どの要素に影響を与えているのかを検証することが可能になるでしょう。

 ビジネス計画を時間軸の視点で捉えることも役に立ちます(図5)。目標はゴールを定量化し、ゴールはビジョンを具現化します。一方、戦術は戦略を実践し、戦略はミッションを有効化します。各々の要素は時間軸による関係性と相互作用をもっているのです。

時間軸による目的と手段の関係図5:時間軸による目的と手段の関係

 戦略をビジネスモデルの3つの柱(プロダクト革新、顧客インターフェース、オペレーション基盤)のうちの1つに焦点を当てることによって、ビジネスモデルとモチベーションモデルとの最初の接点が生まれます(覚えていますでしょうか?)。

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ケイパビリティモデル「日常的に何をすべきか」

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

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