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濱口秀司は語る「日本人のイノベーション力は最強だ」

濱口 秀司/「HPSWorld 2013」 基調講演レポート・後編

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ブレストをレベルアップする方法

 アイデアをランダムに出していくだけのブレストでは「アイデアを生み出す背後にあるパターン」までは見えてこない。濱口氏はブレストに工夫を加えれば、バイアスを見つける段階まで発展させられるという。同氏はブレストを3つのレベルに分類する。

  1. レベル1:アイデアだけを取り扱う
    できるだけ多くのアイデアを出していく通常のブレスト。
  2. レベル2:アイデア出しに、切り口を組み合わせる
    アイデアに、何らかの抽象概念の切り口を組み合わせる。たとえば、新しいタイプのペットボトルの開発についてなら、1日24時間のそれぞれの時間帯に合ったものを考えるといった制約条件を与える。
  3. レベル3:切り口を構造化して、アイデアを作っていく
    前掲の桃太郎やEVの例のように、抽象概念を視覚化、構造化したうえで、アイデアを出していく。

ブレストの3レベル▲ 図表1 ブレストの3レベル

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アイデア出しに終わらせず、“クールファクター”を探れ

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