近隣交通費のコスト適正化と従業員の生産性向上を目的とした連携サービスは、名刺管理クラウドである「Sansan」、ヴァル研究所が開発したカレンダー連携ツールである「RODEM」と路線検索サービス「駅すぱあと」、および、経費精算クラウド「Concur Expense」をクラウド連携することで実現する。
1日で複数の予定がある場合、カレンダーへの予定登録から、近隣交通費の経費精算までに7つのステップが存在する。3社の連携サービスを活用することで2つのステップに削減、従業員の予定管理と経費精算の省力化と生産性向上を支援する。また、定期区間の自動控除や最適な移動経路の選択により、近隣交通費の適正化が可能になる。
具体的な連携のプロセスとしては、まず、予定表管理クラウド(Office365、Google Calendarなど)に予定①、予定②を登録すると、それぞれの予定の場所情報(会社名など)をRODEMが自動検知。続いて、Sansanに格納された名刺情報を確認、正しい所在地が特定される。そして、駅すぱあとが最寄り駅と移動時間と最適な近隣交通費を計算後、予定表管理クラウドに予定として登録するとともに、Concur Expenseに発生経費を自動登録するというもの。
本サービスは2016年10月より提供を開始する。Concur Expense、Sansanの利用企業はRODEMの利用料金のみで利用できる。なお、今後、3年間での販売目標は600社だという。