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“オープンイノベーションの先”にある「内側からの変革」と「外部との協働」の相互作用

「イントラプレナーシップ・カンファレンス2016」のエッセンス Vol.2

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社内イノベーションの機運を高めたCiscoの2つのオープンイノベーションプログラム

 Ciscoは2015年にInnovate Everywhere Challenge(IEC)という社内の新規事業創出プログラムをローンチした。応募されたアイデアの数は1100に上り、その中から現在3つのアイデアの事業化が進められている。50カ国から社員の約50%である18000人が参加し、オンラインのアイデアプラットフォームには45,000以上の投票と4000以上のコメントがされたそうだ。多くの日本企業でも社内イノベーションプログラムが行われているが、社内からアイデアが集まらずに困っているという場合も多い。これほどの社員が、プログラムに参加して目標を達成しているケースはほとんどないだろう。

 では、どうしてCiscoはこれほどまでに多くの社員を社内イノベーションプログラムに巻き込むことができたのか。そのストーリーを探るためには、IECの前に実施された2つのオープンイノベーションプログラムにまでさかのぼる必要がある。

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この記事の著者

小林 泰紘(株式会社biotope)(コバヤシ ヤスヒロ)

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