「仲間探し」から「ビジネス開発」までを3ヶ月で駆け抜けるNew Enterprises
MITでは起業に関する授業が多く提供されているが、その中でも最も人気のある授業の1つが New Enterprisesだ。名物講師であるビル・オーレット(Bill Aulet)が自身の著書「Disciplined Entrepreneurship」(日本語タイトル:『ビジネスクリエーション!』)」で解説している起業のための24ステップをベースに講義が展開され、起業プロジェクトを通してそれぞれのステップを体験していく。実際に授業から起業したビジネスも多く、ここから起業した卒業生が授業の内容に沿って自分たちの経験を語ってくれるゲストレクチャーが提供されるのも魅力の1つだ。
僕は、この授業の中でより良いカスタマーサービスを提供するためのプラットフォームを作るビジネスプロジェクトに参加した。最終的に、この会社は「serviceMob」という本当の会社になり、ロサンゼルスを拠点としてBtoB ソリューションの開発を行っている。
実際のビジネス開発に必要な知識だけでなく、「起業」というものに隠されたメンバーとの出会いや衝突、そして別れなど、チームや人の大切さを学ぶことが出来た大事な授業の1つだ。
今回は、この授業の中でどのようなことが行われているのかを紹介したいと思う。