SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineセミナーレポート (AD)

HRやUberだけでなく、“飲みニケーション”でも存在感を増す「AIの民主化」

Business Book Academy 2017.02.07 セミナーレポート

  • Facebook
  • X
  • Pocket

「“飲みニケーション”でも力を発揮するAI・ロボット・モバイル」を目指した実証実験

 続いて登壇したのは、株式会社ヘッドウォータース ITエバンジェリストの伊藤伸晃氏。「コグニティブ サービス活用による付加価値創出と新サービス開発支援プログラム」をテーマに同社が取り組んだ実証実験の事例が語られた。

伊藤伸晃伊藤 伸晃 氏(株式会社ヘッドウォータース ITエバンジェリスト)

 現在、さまざまな業界でロボットの活用が進んでいるが、いまだにアナログな方法でやり取りをしている業界も多くある。その一つが飲食店だろう。基本的には注文や料理の提供などは人が行っている。

 もちろん、人が接客を行う良さはあるのだが、同時に人的リスクも生じる。忙しくなったときにオーダーミスなどを起こしてしまい、顧客が離れてしまうことも……。

 そうした状況に着目したのが、ヘッドウォータースだ。国内トップクラスのロボットアプリの開発実績を持つ同社は、ロボットの顔認識機能を活用した顧客との関係強化によるリピーターの獲得。また、目新しさによる新規顧客の集客を目的に、卓上コミュニケーションロボット「Sota」を活用した「飲みニケーションロボット席」の実証実験を開始した。

 この飲みニケーションロボット席は、電話で「ロボット席希望」と伝えるだけ。専用のスマートフォンアプリからテキストを入力することで、Sotaに好きな言葉をしゃべらせることができたり、専用のスマートフォンから名前を入力すれば、顔認識機能により名前を呼んでくれたり……他の席にはない経験が味わえる。(※顔は複数人登録可能で、顔を認識するとそれぞれの名前を呼んでくれる)

 対象となった、東京・神田の居酒屋「くろきん神田本店」では、このソリューションを提供することで毎月100名ずつ予約を獲得でき、メディアからの取材依頼も殺到するなど露出につながっているという。

 飲食店以外にもアパレルの店舗、スポーツジムなどでも活用できるチャンスはありそうだ。AIの民主化によって解決できる問題はまだまだ多く眠っているといってもいいだろう。

 今回、AIを起点にさまざまな活用事例が紹介された。現在、バズワードと思われているAIだが、今後1~2年くらいでより身近な存在になってくることだろう。その際、事業開発者は一体何ができるのか。AIが民主化していくこれからの時代、事業開発者にはよりクリエイティブなアイデアが求められる。

▼ Biz/Zine(ビズジン)の記事更新情報はこちら▼

*気になるセミナーレポートや連載記事の更新情報に関しては、下記Facebookページに「いいね!」をお願い致します。また、下記Twitterの「フォロー」をお願い致します。これによって、Facebook上でBiz/Zine(ビズジン)の記事更新情報などが配信され、Twitterのツイートが配信されるようになります。
●Facebookページ:https://www.facebook.com/bizzine
●Twitter:https://twitter.com/SE_bizzine

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング