行動を起こす為に越えるべき「3つの壁」、継続的にモチベーションを維持する「内発的動機づけ」
2.その取組み自体への興味が尽きず、心から楽しいと感じること
営業組織としての目標は明確でこだわりもある……。はたしてそれだけで熱狂状態が生まれるだろうか。答えは否である。実際の取り組み(=営業活動そのもの)に対してどのように感じているかも重要だ。ここでのキーワードは「興味」と「心から感じる」である。
私は人が前向きな行動を起こすには3つの壁を越える必要があると考えている。それは「認知の壁(=知らない)」「理解の壁(=分からない)」「興味の壁(=興味がない)」だ。これらは壁であると同時に行動促進のポイントでもある。「その存在を知ったことがきっかけで…」「その内容を理解したことでなおさら…」「そこに興味をそそられたから是非に…」と、ある行動を後押しし、拍車が掛かってくるということが往々にしてある。それは営業活動においても同様で、知っていることがどんどん増えて、理解が深まり、興味が喚起され続ける状態を創ることができれば、営業活動そのものにのめり込んでいく可能性は高まる。連鎖的に繋がるものなので、きっかけとなる対象は「営業そのもの」に対してでも、「お客様」であっても、「自社サービス」や「競合」であってもよいと思う。