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「イノベーションのジレンマ」の大誤解

なぜ社内の“エース級人材”では新規事業が生まれないのか~「バリューネットワークの罠」

「イノベーションのジレンマ」の大誤解:第3回

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「操業(operation)」と「創業(innovation)」の違いから考える、「人事評価」と「需要評価」

 「操業(operation)」と「創業(innovation)」は論理が異なります。大企業が得意なのは操業を安定的に行うことです。あるいは利益や売上を伸ばすことです。人事評価・考課はこれらに集中しているはずで、その仕組みで評価されたのが、現在の“エース級人材”です。

 ボウアー&クリステンセン(1995)が、「新技術を開発し製品化するには、既存顧客のためにつくられたプロセスやインセンティブから解放されなければならない」「目の前にある技術イノベーションを評価するに当たっては、その企業の収益構造とコスト構造が大きく影響する。そのため、その新技術は企業成長には貢献しないと決めつけがちで、わざわざ経営資源を傾けて開発するには値しないという結論を下す。」*5と「操業」と「創業」の誤解から起こる認識のズレを指摘しているのもこのためです。

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鈴木 規文(スズキ ノリフミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

合田 ジョージ(ゴウダ ジョージ)

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村上 恭一(ムラカミ キョウイチ)

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