今回の「あしぎんアプリ」での採用により、「MT LINK」の連携会社は公式で25社になった。近年の金融業界はサービス面の向上が盛んで、インターネットバンキングへの取り組みなどを筆頭に、利用者への利便性の追求を模索する動きが顕著になってきているという。
足利銀行が開発を開始する「あしぎんアプリ」は、同行が提唱する「来店不要」「いつでもどこでも」「手のひらバンキング」のコンセプトを実現化させるツールとして提供されるという。また、サービス開始は2017年10月を予定している。「あしぎんアプリ」を通じて、顧客は、口座残高・入出金明細照会機能、税金・公共料金・各種料金の支払い、口座への入金や口座引落予定の通知などの機能を利用することができる。
さらに、マネーツリーの「一生通帳 by Moneytree」の導入により「あしぎんアプリ」内で、インターネットバンキングの契約のある顧客は、登録済の足利銀行口座の残高およびアプリへの登録以降の入出金明細をすべての確認が可能になる。
金融業界においてマネーツリーの「MT LINK」は、メガバンクでの導入からはじまり、地方銀行での採用が加速化しているという。Moneytreeアプリの利用者は、アプリと同じアカウント情報で、「MT LINK」を導入しているサービスにも自身の情報にアクセスができ、「MT LINK」の導入企業の増加に伴い、利用者の利便性も向上していく仕組みになっているという。
銀行アプリは、開発のスピード感が重要視されつつあり、それに伴いAPIの活用が注目されるようになったという。今後も「MT LINK」が銀行アプリの開発をサポートし、MoneytreeおよびMT LINK導入サービスの利用者に利便性の高いサービスを提供していくことを目指すとしている。