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Workday流、グローバル人事の最前線

グローバル銀行や金融サービス会社の人事が推進する「クラウド化する銀行」

第4回

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 いま、多くの銀行は、低金利や新たな競争相手の登場による収益低下に頭を抱え、どのようにして生産性を向上させれば良いかについて経営陣が知恵を絞っています。一般的なサービス業では、提供するサービスコストとそのクオリティのバランスが答えになりますが、銀行というビジネスではどうでしょうか。今回は、「クラウド化する銀行」をテーマに解説します。

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銀行の人事から「クリエイティブな仕事」を奪う、“前近代的”なシステム

 新しいテクノロジーは、ピア・ツー・ピア・レンディング、外国為替取引、投資アドバイス、預金引受、送金といったニッチなサービスを生み、銀行業務に新たな競争をもたらした一方で、銀行の収益性の課題を解決してくれるソリューションでもあります。総合金融機関が生産性を向上させるひとつの方法は、人財管理をより効果的に行うことです。チューリッヒ大学の調査によって明らかになった、会社への貢献意欲が高い従業員ほど顧客へのサービスが向上するという事実が、それを裏付けています。

タイトル

 規模の小さな金融機関の多くは、タレントマネジメントをレガシーシステムやスプレッドシートに頼っています。一方、規模の大きなグローバル金融機関の大半は特定のニーズを満たすために、システムを独自開発しているのですが、他の人事システムとのデータの互換性がありません。人事データのトラッキングや分析のためには、データをマニュアルで別のシステムに移行させる必要があります。また、多くの場合、給与計算システムが人事システムと財務システムの両方と連携しているということはありません。

 こうした前時代的なシステムは社内に設置され、数年に一度は莫大なコストと時間をかけてアップグレードが必要になります。その結果、人事部門はシステム間のデータ移行のために時間を浪費させられます。おまけに、異なったシステム間のデータ移行は容易ではありません。本来、人事部門が最も時間を費やすべきは戦略的に人財を確保し、育て、活躍させることであり、その機会を前時代的な人事システムが奪っているとも言えるでしょう。これでは、最適な従業員管理を行えるはずもありません。

 しかし、幸いなことに、テクノロジーの進化は金融機関に別の選択肢をもたらしました。SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)モデルがそれです。SaaSであれば、SaaSベンダーがシステムを常に最新の状態を保ち、管理もベンダーのサーバー上で行われます。企業は、システム管理などに手間をかけずにクラウドベースのアプリケーションを利用し、利用状況に応じた支払いをするだけで良くなったのです。最大で50%ものコスト削減を実現したケースや、独自開発なら数年かかることも珍しくなかった本稼働までに要する時間を数ヶ月にまで短縮できたケースもあります。それに加え、真のクラウドベンダーであればソフトウェアのアップデートを定期的に行うため、時代に合わせて常に最新機能を使うことができるのです。

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銀行が「クラウド化」する際に留意すべき3つのポイント

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この記事の著者

宇田川 博文(ウダガワ ヒロフミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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