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日本企業の弱点は「深層価値の不在」、価値を生み出すためのモデルを考える

第四回

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深層価値は魅力的なストーリー創り

 いろいろとサンプルを示してきましたが、企業も部門もプロジェクトも個人も魅力的なストーリー創りを行うことはとても重要なことです。これは自分(達)から突き上げる価値観をデザインするということになり、結局のところ自分自身が何であるか、何を大切にしているかが問われることになります。日頃会社の為に仕事をしている方々にとっては、この問いは辛い方が多いようです。

 しかし、自分(達)から突き上げる価値観を持たないと、会社の為、社員の為、お客様の為といくら唱えても、その望みは叶わないように思います。まずは、自分が価値を感じ、それをデザインすることが大事なのであり、そこから他人、自社、お客様の価値をデザインしたり、理解したりすることができるのです。このことは、日本企業のプロダクトやプロジェクトの迷走や、企業の生産性が低いひとつの要因かもしれません。

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この記事の著者

萩本 順三(ハギモトジュンゾウ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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