イノベーションプロセスにおける「ガーベージイン/ガーベージアウト」の教訓
全ての企業活動にはプロセスが存在します。例えば、物理的なプロダクトの製造プロセスにおいては、原材料やパーツなどをインプットとし、適切に定義されたプロセスを経て、完成品としてのアウトプットが生成されます。また、会計プロセスにおいては、一定期間の取引データなどをインプットとし、企業会計原則に沿って会計プロセスが進められ、財務諸表が生成されます(図3)。
ガーベージイン/ガーベージアウトという概念が存在します。間違ったインプットの投入からは、間違った(または無駄の多い)アウトプットしか生まれないという意味です。この概念を延長すれば、正しいインプットを投入しても、間違った(またはアドホック/ランダムな)プロセスを通じては、同様に間違ったアウトプットしか生まれないことを示唆します。