機能的ジョブから発見されたニーズを「感情的ジョブ」と「社会的ジョブ」と関連付ける“魔法の質問”とは?
最後に、これまでご説明してこなかった「感情的ジョブ(中核となる機能的ジョブの履行に関連して、顧客が感じたいこと/感じたくないこと)」と「社会的ジョブ(中核となる機能的ジョブの履行に関連して、顧客が第三者から認められたいこと/認められたくないこと)」の取り扱いについて補足しましょう。
感情的ジョブおよび社会的ジョブは、機能的ジョブとは異なり成果を測定することが困難です。したがって、「何の機能的ジョブにおけるニーズが満たされた際に、感情的/社会的ジョブが満たされるのか?」という質問を顧客に尋ね、機能的ジョブにおけるニーズを感情的/社会的ジョブに結び付けることが重要です(図9)。これは、生成された顧客価値を実際の需要に変換するためのテクニックの1つです。