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愚者風リーダーのチーム論

『一万年の旅路』に登場するイロコイ族の歴史から見出した、“平和の守り手”タイプのリーダーが必要な理由

第2回ゲスト:天外塾主催/フローインスティテュート代表 天外 伺朗 氏【後編】

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「平和の守り手」によるマネジメントが求められている──なぜリーダーはファシリテーターとして“Beingのマネジメント”をすべきなのか

天外:「平和の守り手」というのは、ファシリテーターなんですよ。調停するのが得意なので、部族間の争いの時に重宝され、インディアンの世界の中では非常に尊重されてきました。

このあたりのことは『一万年の旅路』には書かれていなくて、翻訳した星川淳氏の『環太平洋インターネット紀行』(NTT出版)とか『魂の民主主義―北米先住民・アメリカ建国・日本国憲法』(築地書館)なんかに詳しく出てくるんだけど、11世紀に「ピースメイカー」という平和の守り手が出てきて、争いの激しかったイロコイ部族をまとめ、平和に導いたんです。このとき、117条からなる「大いなる平和の法」というのができて、これがアメリカ合衆国憲法のもとになりました。主権在民、三権分立、独立性の高い州の連邦という合衆国制度や大統領制、シビリアンコントロールの軍隊……、こういったものはイロコイ部族の民主主義を取り入れたものなんですよ。

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