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デザインによる都市OSの変換

「江戸」の都市設計に学ぶ“AI後”のイノベーションとクリエーション──「密集」と「余白」が重要な理由

第1回ゲスト:東京都市大学 環境学部 特別教授 涌井 雅之(史郎)氏【前編】

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『の』の字型でらせん状に設計された「江戸」という都市が持つ、物流システムとエコロジーの一体化

涌井:まず、江戸という都市の形状が特徴的です。多くの都市は格子状に道が走る条坊制*2で作られていますが、江戸は「『の』の字型」*3をしているんです。通常、堀は城を取り囲むように作りますが、江戸の街は江戸城から「の」の字型に作られているんですね。堀は舟運(しゅううん)、つまり物流を担っていたこともあって、掘に沿って街ができました。うずまきの形なので、無限大に成長していく可能性も秘めています。

堀はまた、上野、本郷、小石川、牛込、麹町、麻布、白金にあった台地を通るのでエコロジカル・コリドー(生態的回廊。分断された動植物の生息地である森林の間を生物が行き来するための通路。生物多様性の保全のために、重要視されている)にもなっていました。物流システムとエコロジカル・コリドーの両方を兼ね備えていたんです。

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