eiiconによると、2018年4月~6月間にオープンイノベーションプログラムは23案件スタートしているという。大手メーカー主催のものが11案件スタートしており、主催企業内訳はインフラ系企業が3件、商社が1件、自治体が4件、VC・インキュベーターが4件だった。自治体が主のものも目立ち始め、今後も増えていくことが予測されるとしている。
オープンイノベーションが盛んになっていることを示す数値として、ベンチャー企業と大企業の事業提携数があげられる。2016年には前年の1.5倍の件数となり、2011年ごろから急速に伸びている。2011年と2016年を比較すると5年で13倍ほどの件数になっていることがわかった。
テクノロジーの進化やグローバル化による製品の短命化により、今までにないスピード感で新たな価値を求められる事業会社が選択する方法として、他社のリソースと連携し新たな価値を創出するオープンイノベーションは有効な手段であるといえるとした。