先進企業が“個の力”を最大化させるに取り組んでいる、3つのこと
西村:裁量を与えるだけでは“個の力”を最大化させることはできません。企業はどのような組織作りをしていけばいいのでしょうか。
武井:ありきたりな回答ですが、「社員一人ひとりが100%、120%本気で力を発揮するためにはどのような環境を作ればいいかを追求する」ことです。一人ひとり、力を発揮できる環境は違います。それをどうやって法律の範囲内で実現させるかを考えています。例えば、「24時間いつでも働ける」とするとまずいですよね。そのためアクセンチュアでは、「朝5時から夜10時の間で、決められた残業時間の枠の中では好きな働き方を選択できます。そのかわりアウトプットはしっかり出してください」という明確なメッセージを全社的に発信しています。