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自律型人財に必須の“VRA”とは?

確実に問題解決に向かうためのアクション──バイアスを取り除く「変革目標」と継続のための「優先順位」

第4回

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成果につながるアクション設定方法──継続するための“環境”と“習慣”とは?

 「Action」の力を高めるには、他にもコツがあります。それは、アクション設定の際に「これを機に止める」ことも決めておくことです。新しい何かを始めると、そこには必ず費やす時間が必要になります。しかし忙しいビジネスパーソンにとって、新しいアクションが通常業務の負担となるケースが多いのは事実です。時間が割けず、結局は決めたアクションを実行できないまま…といったことが起こります。従って新しいアクション設定をする際には、それらをやり切るために「何を止めるのか」も挙げておくことをおすすめします。単に「止める」「もうやらない」というのではなく、「他の人に任せる」といった止め方でも良いでしょう。自らの業務を見直して、止めるものや任せるものを振り分けて、新しい挑戦を可能にする環境作りを行うのです。

 また、アクション設定の際に「小さな習慣」を作っておくのも良いでしょう。これまでとは異なった行動を取り入れようとすると、最初のうちはモチベーション高く取り組めていても、そのうち「ちょっと面倒だな」「今日は忙しいからできないな」と、サボりがちになってしまい、徐々にフェードアウトし、最終的には元の自分に戻ってしまうことがあります。これを避けるためには、簡単にできそうなことや毎日取り組めることも、アクション項目に入れておきます。継続する自分を実感することで、モチベーションを維持する工夫です。

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杉山 誠(スギヤマ マコト)

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