京東集団は、京東物流X事業部が自動運転におけるソリューションと運用シーンを提供する、京東物流自動運転配送車を発表した。倉庫から配送ターミナルと、配送ターミナルから配達員までの運送を無人で行う。
自動運転配送車の開発・製造にあたり、中国のEV自動車メーカー奇瑞新能源社が車体のシャーシ部分を提供し、イタリアのイコナ社が設計と製造を行った。
車体には、高精度の測位を実現するRTK(Realtime kinematic)技術を利用した5つのレーザーレーダーが搭載されており、車線レベルの高精度測位が可能だという。また、ディープラーニングのアルゴリズムに基づき、車両や歩行者、障害物、車道ライン、信号機、交通標識などの情報を正確に識別することができる。モデル予測制御(MPC)技術の採用と意思決定アルゴリズムを結合させることにより、車線の保持や追い越し、前車への追従、縦列駐車、車庫入れなどを実現したとしている。