誰の目にも触れていたが見逃されていたものを再発見する
栗岡:なるほど!実は、スケール・ディーパーの特徴で「4つのP」があります。これは、MITメディア・ラボの教授が提唱する教育についての考え方について重要な要素、Project(企画)、Peer(仲間)、 Passion(情熱)、Play(遊ぶ)の頭文字をとったものです。観光だけでなく、全ての分野に言えることですが、一方的に情報を押し付けるのではクリエイティブなアイデアは生まれにくい。大切なことは、「学びたい」と思うことです。
日本の観光業においても、地域情報を発信すること以上に、地域のことをもっと知りたい、学びたいと思える、想像力を刺激するような企画(Project)こそ必要であり、お二人のように地域で仲間(Peer)を見つけて情熱(Passion)を持って真剣に遊ぶ(Play)姿勢こそ重要ではないかと思います。