「HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND」(以下、ファンド)では、本年5月に発表した新中期経営計画期間中(2019年度~2023年度の5カ年)に100億円規模のベンチャー企業への投資活動を予定している。
発表された新中期経営計画では、「生活者発想を基盤に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、オールデジタル時代における、企業のマーケティングの進化とイノベーション創出をリードする。そのことで、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる」ことを中期基本戦略としている。この実現のための成長基盤のひとつが「外部連携によるイノベーションの加速」で、ファンド組成の要因となっているという。
ファンドの投資対象は、主に国内の革新的テクノロジーを有する企業、新たなビジネスモデルの創出に取り組む企業で、クリエイティブ、マーケティング/データ、メディア/コンテンツ、ビジネスデベロップメント等の各領域における博報堂DYグループの専門人材を同ファンドの「カタリスト(触媒)」とし、ベンチャー企業と博報堂DYグループの共創を推進するのが特徴だと語る。
博報堂DYベンチャーズ代表の徳久昭彦氏は、 「私はこれまでも、様々なベンチャー企業の起業家の方々とお会いしてきました。新しい技術に触れ、熱意を持った起業家にお会いすると私自身も刺激を受け、一緒に取り組むことで何か新しい未来の姿を創り出せないかと思考を巡らせてしまいます」と話す。
また、次のように思いを述べている。「今回、このHAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUNDを立ち上げることで、これまで以上に幅広い領域・ステージのベンチャー企業と連携する機会ができます。生活者の未来のくらしの姿をデザインし、共に実現していく。そんな仲間になれる起業家の皆さんに出会えることを楽しみにしています」
<ファンド概要>
- 名称:HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合
- 組成時期:2019年6月
- 投資領域:革新的なテクノロジーを保有する企業 / 新たなビジネスモデルを創出する企業
- 投資ステージ:国内を中心としたシードからレイターまで幅広いステージでの投資