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KDDI総合研究所とゲイト、スマート漁業の実現に向けて検討・実証実験に取り組む

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 KDDI総合研究所とゲイトは、ICTの活用による漁業の効率化を目指したスマート漁業の実現に向けて、共同で検討・実証実験に取り組むと発表した。2019年4月より、三重県尾鷲市須賀利町のゲイト漁場(定置網)において、スマートブイによる水温データ測定やカメラブイによる水中撮影等の実験を開始している。

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 KDDI総合研究所は、センサーや通信機能を搭載したスマートブイを用いて、センサーデータや気象データから漁獲量の予測を実現し、漁業の効率化を目指したスマート漁業の研究に取り組んでいる。2016年から宮城県石巻湾漁場(宮城県東松島市)で実証実験を開始、2018年には従来のスマートブイと比較して大幅に軽量化・省電力化した新型スマートブイを開発し、実験を進めてきた。

 東京都内で居酒屋「かざくら」「くろきん」など9店舗を展開するゲイトは、2018年より三重県尾鷲市須賀利町において定置網漁を開始した。また、2019年5月より、三重県熊野市甫母町においても現地漁協の組合員となり、休漁していた超小型定置網漁の操業を開始し、自社加工、自社物流と組み合わせた垂直統合の新しい流通モデルを構築している。

 このような中で、ゲイトとKDDI総合研究所が目指す方向性が一致し、共同で実証実験を行うことに合意したという。

 KDDI総合研究所は、スマートブイをはじめとする実験機材の提供やデータ分析などを行うとともに、ゲイトは、漁場でのスマートブイ設置やメンテナンス作業、漁獲量データの提供などを行い、協力して実験を進める。すでに実験を開始している尾鷲市須賀利町に加えて、熊野市甫母町のゲイト漁場においても実験を行う。今後、本実証実験を通して漁獲量予測による漁業の効率化を図るとともに、スマートブイに搭載された加速度センサーを利用した波高推定実験など、漁業作業の安全性向上に寄与する検討・検証なども進めていくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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