今回追加出資をした4DREPLAY, Inc.が提供する「4DREPLAY」は、タイムスライス方式技術により、短い処理時間で自由視点映像を生成し、さまざまなカメラアングルで映像を鑑賞することができるもの。
4DREPLAY, Inc.は、短い処理時間で自由視点映像が生成できる特長を強みに、これまでスポーツなどのライブ中継で高品質な自由視点映像を提供してきた。また、イベント会場の大型ビジョンや家庭用テレビでの映像体験の提供に加え、スマートフォン・タブレットなどのスマートデバイスにて、「4DREPLAY」の利用者が選ぶ任意の視点にてライブ中継映像の操作や鑑賞が可能となる映像体験の機能の商用化を進めている。
KDDIは今回の追加出資を通じて、日本国内における法人・個人への価値提案に加え、KDDIの自由視点映像に関する研究開発と「4DREPLAY」技術の進化を重ね、さまざまな利用シーンや需要に応えるコンテンツ制作技術の早期確立を目指すという。
また、第5世代移動通信システム「5G」と組み合わせることにより、新しい体験価値の提供にも取り組むとしている。
視点操作昨日の最初の取り組みとして、2019年8月25日から9月1日に日本武道館で開催される「2019年世界柔道選手権東京大会」において、日本武道館の2階エリアに110台の360度アングルカメラを設置。撮影した映像を、フジテレビジョンが地上波放送でリアルタイムに配信する予定。