今回公表したTLOI2.0は、オープンイノベーション2.0のあり方を技術移転モデルへ適用させる概念として構想したもの。「真に優れた研究シーズ」に集中して、目利きや活用プランの策定、マーケティング活動・社会実装活動に対して、TLO以外も含めた多様な連携体によるコンソーシアム体の形成および各々の信頼関係に基づくネットワークや強みを融合して取り組むことを主旨としている。その実現に当たっては、今後、コンソーシアム体形成のための仕組み・体制づくりおよび国際産学官連携推進エコシステムの形成に向けた展開に向けて取り組んでいくという。
キャンパスクリエイトは、TLOI2.0構想の具体化を含めた「TLO法施行30周年に向けた長期ビジョン」の実現に向けて、今後「日本の産学官連携を推進する自律型イノベーションエンジンとして発展」すべく、ポリシーである「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」を重視しながら、さらなる産学官連携活動を邁進していくとしている。