今回の実証実験は、AI技術とサプライチェーン分野の双方の知見を有する三井物産によるプロジェクト支援を通じ、グリッドのAI・最適化技術と、出光興産の配船オペレーションの知見を組み合わせることで、配船計画の最適化および自動化を目指すもの。
実証実験は6月に開始しており、現時点でAIが輸送効率や在庫率といった複数の指標において過去のオペレーションを上回る結果を出すことを確認しているという。
今後は、2020年5月の実証実験終了時期を目標に、深層強化学習などのAI技術を配船計画に活用することで、配船計画の更なる最適化・自動化・高速化に取り組む。そして、最終的には実際のオペレーションへのAI導入や、配船計画に留まらないサプライチェーン全体の最適化を目指すとしている。